基礎知識|軽量下地配列

軽量下地配列

軽量下地配列の遮音性能の関係

共通下地(シングルスタッド):一般的工法

中央に中空層があり、二重壁の効果が有効に働き、同一重量の単体壁に比べて非常に遮音性能に優れています。しかし、共通間柱工法の為、片面の音波によって生じた片面振動がスタッドに伝わって反対側のボードを振動させてしまう欠点があります。(音の架け橋・Sound Bridgeの発生)

軽量下地配列 図1.bmp
シングルスタッド

共通下地(ダブルスタッド):ダブルスタッド工法

シングルスタッドと異なり両面のボードを支えるスタッドがおのおの独立している為『音の架け橋』が除去されて高い遮音性能が得られます。(ただし完全とは言えません。)

軽量下地配列 図2.bmpダブルスタッド

千鳥下地(千鳥配置・千鳥取付):千鳥工法

ダブルスタッド工法と同様に『音の架け橋』が除去される為、高い遮音性能が得られます。ダブルスタッド工法の場合、壁厚が厚くなる欠点がありますが、千鳥工法の場合は壁厚を薄く出来る利点があり近年の乾式壁に最も採用されている工法です。尚、より高遮音性能が求められる場合、中空層にグラスウール等を充填する工法が一般的です。

軽量下地配列 図3.bmp千鳥配置

軽量下地配列 図4.bmp千鳥取付



ランナー取付けについて

独立下地

反対側のボードがランナーで繋がっていないことにより『音の架け橋』が除去されており、側路伝播音の影響を受けにくい構造と言えます。この工法に、軽量下地を使用しない『ノンスタッド工法』と併用した場合、完全セパレートの壁が実現することにより高遮音の性能が見込めます。

軽量下地配列 図5.bmp

自立下地

一般的に使用される工法ですが、軽量下地の配列をシングルスタッドから遮音性に考慮した千鳥工法を採用する場合でも上下ランナーの部で『音の架け橋』が発生し反対側のボードを振動させてしまいますが、構造体としては全体面積に占める比率が小さいことから大きな影響は受けないと言えます。

軽量下地配列 図6.bmp